ITUのFG-IPTV(IPTV Focus Group)の最終会合(第7回会合)が2007年12月11日~18日の日程でマルタ共和国で行われ,20個の勧告素案がまとまった。総務省の発表資料によると,アーキテクチャ関連が4件,QoS関連が4件,セキュリティ関連が1件,ネットワーク制御関連が3件,端末のインタフェース関連が2件,コンテンツプラットフォーム関連が5件,用語集が1件である。これらの勧告素案は,ITU-Tの各SG(研究グループ)で標準化の手続きが行われる予定である。

 なお,最終会合には125名が出席したが,日本の出席者が22名を占めており,注力ぶりが伺える。総務省の発表資料でも,「IPTVに関し,日本の国際競争力の強化に向けて,ITU-Tにおける標準化に積極的に寄与していく」としている。