米Sprint Nextelは米国時間12月18日,同社役員会が同社の新たな社長兼CEO(最高経営責任者)にDaniel R. Hesse氏を任命したと発表した。

 Hesse氏は,米AT&Tで23年間経験を積み,1997~2000年にはAT&T Wireless Servicesの社長兼CEOを務めた。その後,Sprintで市内通信事業のCEOに就任し,2006年に同事業がEmbarqとして分社化されると同時に,Embarq会長兼CEOとなった。

 Hesse氏はCEO就任にあたって,「堅実な業務の遂行と顧客への取り組みを通じて,業績を再活性化し,成長基調に復帰できると確信している。戦略のあらゆる側面を見直し,Sprintが無線業界の主導となるようにしたい」と述べた。

 同社では今年10月に前CEOのGary Forsee氏が辞任して以来,後任を探していた。その間,同社CFO(最高財務責任者)のPaul Saleh氏が暫定CEOを兼務していた。

 同社の2007年第3四半期の業績は,売上高が10億440万ドルで前年同期から4%減少。純利益は6400万ドル(希薄後1株当たり利益は2セント)で同77%減少している(関連記事:Sprint Nextelの2007年Q3決算,前年同期比77%の減益)。

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