IrSimpleを利用するためのUSB接続型ハードウエア
IrSimpleを利用するためのUSB接続型ハードウエア
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 ワイ・イー・データは,携帯電話などで採用されている最大4Mビット/秒の赤外線通信規格「IrSimple」を実装したUSB接続型アダプタ・ハードウエアを12月18日に販売開始した。パソコン組み込み機器の開発などに向く。Windowsアプリケーションから同ハードウエアを利用するための共有ライブラリやサンプル・アプリケーションが付属するという。

 IrSimpleとは,NTTドコモなどが開発した赤外線通信規格。携帯電話などで採用されており,転送速度は最大で4Mビット/秒。今回ワイ・イー・データが開発したハードウエアは,IrSimpleを使うためのハードウエア機能をUSB2.0接続の周辺機器としたもの。IrSimple搭載のモバイル端末から写真画像データを転送して印刷するといった業務が想定される。

 アダプタ・ハードウエアの実装例として,幅20×長さ55×高さ8ミリ・メートルの製品を用意した。USBドングルの形状の製品のほか,各種機器に組み込むための形状なども用意する。なお,ライブラリ・ソフトウエアとして,ACCESSが開発した赤外線通信用プロトコル・スタック「IrFront」を採用している。