中国のゲームニュースサイト17173と調査会社iReserchによる「2007年中国オンラインゲーム調査レポート」が発表された。

 この調査結果によると、職業別のオンラインゲーム利用者は、学生が19%と最も多く、IT関連企業が10%でそれに続いた。年齢別では35歳以下が全体の95%を占め、特に19歳~30歳が60%を占めるなど、20代の若者に人気があることが分かる。

 ユーザーの月収を見ると若い世代が多いからか、「3000元以上」(約4万5900円以上、1元=15.3円で計算)と答えたのは24%にとどまり、「1000~1500元」(約1万5300~2万2950円)が21%を占めた。男女別の利用比率では男性が55%、女性が45%であった。比率はほぼ半々だが調査によると、実際には、多くの女性は男性としてゲームに参加することが多いという。利用者の1日あたりの平均プレイ時間は「3~6時間」(38%)が最も多く、「1~3時間(32%)」がそれに続いた。遊ぶ時間帯は「20:00~24:00」が最も多かった。

 オンラインゲームをする理由は、「娯楽」(30%)「友達作り」(23%)「知力を鍛える」(16%)の順で、娯楽だけでなく、友達を作る、という目的を持ってゲームをしているユーザーが多いようだ。ゲームを選ぶときに重視しているポイントとしては、「操作の難易度」(23%)「ゲームにおける交際システムのよしあし」(12%)「サーバーへの繋がりやすさ(12%)」の順となり、「交際システムのよしあし」を重視するユーザーが多いことからも、友達作りが重視されていることがうかがえる。

 一方、レポートではオンラインゲームを止めた利用者に対しての調査結果もあり、止めた理由としては「時間をたくさん消耗してしまったから」(20%)「ゲームの更新速度が遅すぎる」(12%)「家族や友人の反対にあった」(11%)が多かった。いくら友達作りとはいえ、毎日夜遅くに平均して3~6時間もゲームをプレイしていると、時間のムダだと気づいたり、家族や友人に止められることになるということだろう。