ワイズノットは12月14日,東京地方裁判所に対し民事再生手続開始の申立てを行い,受理されたと発表した。今後は営業を継続しながらスポンサーを選定し,再建を目指すとしている。

 ワイズノットは2000年に設立,オープンソース・ソフトウエアを中心にした受託開発や人材派遣などを行っていた。2003年は二十数名規模だったが,ここ数年,事業の急拡大を図り大規模な採用を行い,ピーク時はグループで500名を超える規模となっていた。「優秀な人材獲得のための採用コスト及び研修費の増加,事業所数の急激な増加に伴う費用やオープンソース市場における予想以上に激化した競争に対応すべく行った設備投資等の増加を収益によって吸収しきれなくなった」(ワイズノット)。

 2007年9月にオープンソース・ソリューション事業を分社化したワイズノットソリューションテクノロジーズについては,ワイズノットの民事再生手続とは関係なく,事業を継続するとしている。

◎関連資料
民事再生手続開始の申立てのお知らせ(ワイズノット)