大手インテグレータのTISとインテックホールディングス(HD)は12月13日、経営統合に向けて基本合意したと発表した。2007年3月期の売上高(連結)は、TISが2115億8100万円、インテックHDが1154億8300万円。単純合計すると3270億円規模のITベンダーが誕生することになる。売上高では、野村総合研究所(NRI)の3225億3100万円を超える。

 同日に開催した両社取締役会において両社は、基本合意書を締結した。それに基づき、株式式移転により2008年4月1日付けで共同持株会社を設立する。移転比率は、TIS1.0に対してインテックHDが0.79。新会社の名前は「ITホールディングス」で、代表取締役会長にインテックHDの中尾哲雄会長兼社長が、代表取締役社長にはTISの岡本晋社長がそれぞれ就く予定。本社所在地はインテックHDの富山市を引き継ぐ。

 両社は13日の17時30分から記者会見を開く。