シックス・アパートは12月13日,世界共通の取り組みとして「Movable Type Open Source プロジェクト」を開始すると発表した。同社のブログ・ソフトMovable Typeのコア部分をオープンソース・ライセンスのGPL(GNU General Public License)で公開し,開発プロセスをオープン化する。

 同社は12月14日に新バージョン「Movable Type 4.1」のベータ版を公開,これにあわせてソースコードを公開する。これまでも新バージョンのリリース前にはベータ版のソースコードを公開してきたが,「Movable Type Open Source プロジェクト」により随時最新のソースコードを取得できるようになるという。

 Movable Type 4.1では新機能として,ブログ記事やWebページを作成する際,管理画面の入力項目を任意に追加・拡張することができる「カスタムフィールド機能」を搭載する。このカスタムフィールド機能はオープンソース・ライセンス版には含まれない。製品版の出荷は2008年1月下旬の予定。

 またシックス・アパートは同日,「Movable Type 4」にユーザー・プロフィールやお気に入り投稿とランキング表示,掲示板などのソーシャル・メディア機能を搭載したパッケージ「Movable Type Community Solution」の提供を開始した。

◎関連リンク
Movable Type Open Source プロジェクト(日本語版)