米OpenLogicは米国時間12月12日,企業/組織によるオープンソース・ソフトウエア(OSS)の利用状況を調査/集計する活動「The Open Source Census」を開始したと発表した。多くの企業からデータを集めて無償で公開し,“OSS版国勢調査”として活用できるようにする。

 調査は6カ月かけ,複数の段階に分けて行う。現在は第1段階で,調査に使用するデータ収集ソフトウエア「OSS Discovery」の無償提供と,活動に参加する企業/組織の募集を行っている。2008年第1四半期に,第2段階としてデータ収集を開始する予定。

 OSS Discoveryは,組織内のパソコンなどに導入されているOSSを調べ,集計データをThe Open Source Censusのデータベースに匿名で登録する。活動に参加した企業/組織は,データベースにアクセスして自分たちのOSS利用状況や関連業界における利用傾向を確認できる。

 OpenLogicは,OSS DiscoveryにWebアプリケーションなどオンライン・サービスとして使われるソフトウエア向けのライセンスGNU Affero General Public License Version 3(GNU AGPLv3)を適用し,Webサイトでダウンロード提供している。

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