「緑のgoo版Firefox」の画面例
「緑のgoo版Firefox」の画面例
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 ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントは2007年12月11日、Webブラウザー「Firefox」を提供するMozilla Japanと協力して、「緑のgoo版Firefox」の提供を開始した。同ブラウザーの特徴は、検索バー(検索窓)の初期設定が「緑のgoo」になっていることなど。緑のgooでは、収益の一部を環境保護団体に寄付している。

 今回公開された「緑のgoo版Firefox」と通常のFirefoxの違いの一つは、ブラウザーやウインドウの背景。木の葉や緑といった「環境保護を意識させるような画像」(NTTレゾナント ポータル事業本部メディア事業部検索担当課長の杉崎正之氏)を背景にしている。

 初期設定のホームページと検索バーを「緑のgoo」にしていることも特徴。「緑のgoo」とは、NTTレゾナントが2007年8月に開始した検索サイト。ユーザーが同サイトで検索すると、その件数に応じて、NTTレゾナントが環境保護団体に寄付する。「環境保護活動に気軽に参加できる」(NTTレゾナント ポータル事業本部メディア事業部事業部長の浅田安茂氏)。具体的には、同サイトの検索結果ページで表示される広告による収益の15%を寄付するという。

 開始からおよそ3カ月経過した時点での検索件数は200万程度。これによって得られた収益の一部である45万円を既に寄付したという。

 「緑のgoo」では、同サイトの検索件数を「gooの木」と呼ばれる単位で表示している。「gooの木」1本は、検索100回に相当。「緑のgoo版Firefox」のツールバーには、ユーザーそれぞれの「gooの木」の本数が表示される。また、本数を表示している「gooの木」アイコンにマウスカーソルをあてると、「緑のgoo」全体の本数が表示。全体の本数は、「緑のgoo」トップページでも表示される。

 今回の「緑のgoo版Firefox」の配布に合わせて、通常のFirefoxを「緑のgoo版Firefox」にするための拡張機能も提供。Firefoxをインストールしているユーザーは、この拡張機能(アドオン)を組み込めば、既存のFirefoxが「緑のgoo版Firefox」になる。