フランスVivendi傘下のUniversal Music Group(UMG)とソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の米imeemはコンテンツ配信に関して提携したことを,米国時間12月10日に発表した。これによりimeemサイトで,UMGが所有する音楽やビデオの投稿が可能になる。なお,UMGが提供するコンテンツには広告が掲載される。

 imeemは音楽やビデオの共有に重点を置いたサービスで,ユーザー層は若者が大半を占める。現在,アクティブ・ユーザー数は1900万人以上。

 同社はほかにも,米Warner Music Group,英EMI Music,ソニーとドイツBertelsmannの合弁会社Sony BMG Music Entertainmentと提携するなど,広告掲載による無料コンテンツの提供を積極的に推し進めている(関連記事:SNSの「imeem」でEMI Musicの音楽が無料で投稿可能に)。また,若者に自社製品を売り込みたい米Apple,米Nike,米Microsoftといった大手企業も,imeemサイトに広告を掲載しているという。

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