米Microsoftは米国時間12月10日,同社のオフィス・スイート「Microsoft Office」と連携する無料オンライン・サービス「Microsoft Office Live Workspace」のベータ版を公開した。当初は英語版のみで,事前登録を行った米国ユーザーを対象にする。

 米国外に向けた公開は2008年初頭を予定しているが,他言語のサポートは2008年後半になる見込み。

 Office Live Workspaceは,9月末に登録受付を開始していた(関連記事:Microsoft,「Exchange」「SharePoint」などの企業向けオンライン・サービス開始)。Office文書をオンライン保存して共有するためのサービスで,「Office Word」「同PowerPoint」「同Excel」「同Outlook」からインターネットを介して利用する。最大1000個以上の文書を保存可能で,公開する文書にはパスワードを付けてアクセスを制限できる。保存された文書の閲覧はWebブラウザだけで行えるため,パソコンにOfficeをインストールする必要がない。

 セキュリティ対策として,「Windows Live ID」を所有する登録ユーザーにのみアクセスを許可する。「Microsoft Forefront Security for SharePoint」のウイルス防止機能も組み込んでいる。

 また,同社は早期ベータ・ユーザー向けのディスカッション・フォーラム「Office Live Workspace Community」を立ち上げた。ベータ・ユーザーはOffice Live Workspaceに関する最新情報を取得するほか,感想,意見,質問などを投稿できる。

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