米Microsoftと米CNBCは米国時間12月10日,オンライン広告に関する戦略的提携を発表した。Microsoftは排他的プロバイダとして,CNBCのWebサイト「CNBC.com」向けにディスプレイ広告および文脈型広告を提供する。

 Microsoftの高度な広告関連技術を用いて,広告主はCNBC.comに,より関連性の高い広告を掲載できる。コンテンツに応じて自動的に変化するテキスト・ベースの広告とグラフィック広告を組み合わせる。いずれは,個人を特定しないかたちでユーザー行動の情報を収集できるようにする計画という。

 今回の提携による文脈型広告配信は年内に開始し,ディスプレイ広告は2008年3月より配信する予定。

 Microsoftオンライン・サービス・グループ担当上級バイス・プレジデントのSteve Berkowitz氏は,「CNBC.comは広告主が熱望する膨大な質の高い視聴者を抱えている。CNBCが当社の広告パートナ・サイトに加わることにより,当社と取引のある広告主は戦略上たいへん重要な視聴者層の幅広いユーザーにリーチすることができる」と述べた。

 なおMicrosoftは,SNSサイトの米Facebookとも,広告配信に関する業務および資本提携を結んでいる(関連記事:MicrosoftがFacebookに2億4000万ドル出資へ,広告配信の提携を強化)。

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