今回発表された東芝のSSD
今回発表された東芝のSSD
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 2007年12月10日、東芝はパソコン向けに最大128GBの容量を持つSSD(Solid State Drive)の量産を2008年3月に開始すると発表した。価格は未公表。モジュールタイプとHDDタイプの2つがあり、外形寸法も1.8インチと2.5インチの2タイプを用意している。

 SSDには、多値型と呼ばれ1つのメモリーセルで2値以上のデータを記録するタイプと、2値型と呼ばれる0と1の情報を記録するタイプがある。今回の製品は多値型。多値型は2値型に比べ処理速度と書き換え回数が劣ると言われているが、東芝ではソフトウエアの改良や独自開発のコントローラーにより、書き込み40MB/秒、読み出し100MB/秒を実現。書き換え回数については非公表としているものの、HDDの平均故障時間(MTBF)では100万時間を達成しているという。

 同社は2007年4月の経営方針説明会において、西田厚聰社長が2007年度内に多値技術SSDを搭載したパソコンの発売を表明していた。