迷惑メールの例(英ソフォスの情報から引用)
迷惑メールの例(英ソフォスの情報から引用)
[画像のクリックで拡大表示]

 セキュリティベンダーの英ソフォスは2007年12月8日、怪しげなビジネスを紹介する迷惑メールが後を絶たないとして、改めて注意を呼びかけた。

 その一例として同社が紹介したのは、「Reverse Funnel System(逆じょうごシステム)」というビジネスに勧誘する迷惑メール(図)。このビジネスの紹介者がパソコンを片手に日光浴している写真とともに、「迅速に、そして容易に毎週5000ドルから1万ドルを手にできる」といった文句が並ぶ。

 もちろん、このメールは“うますぎる話”の典型例。ソフォスによれば、このメールは、いわゆる「ねずみ講(ピラミッドスキーム)」の勧誘メール。もうかるのはほんの一部の人間だけであり、参加者のほとんどは利益を得られない。

 「ねずみ講」以外にも、宝くじの当選を伝えるメールや、「某国の偉い人の遺産が手に入る」とするメールなど、お金もうけにからむ迷惑メールは尽きることがない。こういったメールがなくならないのは、だまされる人がいるため。“うまい話”はない。こういったメールを受け取っても、相手にしないことが重要だ。