星の数で評価を付けられる(赤枠、画面は英語版)
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検索結果に対してコメントを記入(赤枠、画面は英語版)
検索結果に対してコメントを記入(赤枠、画面は英語版)
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米ビビシモのラウル・バルデス-ペレスCEO
米ビビシモのラウル・バルデス-ペレスCEO
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 グループネットは2007年12月7日、企業向け検索エンジンの新版「Vivisimo Velocity(ビビシモ・ベロシティ) 6」を発売した。目玉は、ソーシャル機能の追加。検索結果に対して各自がタグやコメントを書き込むことができ、そのデータにはほかの社員もアクセス可能。社員からのフィードバックによって、検索結果を成長させていけるのが特徴だ。

 Vivisimo Velocityは、検索結果を内容に応じて自動分類する「クラスタリング」機能や、ほかの検索エンジンからもデータを収集する「メタ検索」機能などを強みとする企業向けの検索エンジン。日本には2006年に参入し、既に10社以上の企業が導入している。

 新版では、表示された検索結果の画面上で、ユーザーがさまざまな情報を入力できるようにした。例えば各文書が有益かどうかを投票したり、★の数で評価を付けたりできる。また文書を説明するキーワードをタグとして付与することや、「○○社向けの提案で活用できた」のように文章でコメントを追加することも可能だ。コメントは検索対象となった文書とは別に保存されるため、元の文書が変更されることはない。

 入力された結果はVivisimo Velocityのサーバーにフィードバックされ、次回以降の検索に反映される。タグやコメントの内容も検索対象とすることが可能だ。「1つの文書が少しずつ改変され、複数のバージョンが存在することはよくある。このうち最も有益なものに誰かが評価を付けたりコメントを書き込んだりしておけば、ほかの社員が容易にその情報にたどり着ける」(米ビビシモのラウル・バルデス-ペレスCEO)。