米Palmは米国時間12月6日,2008会計年度第2四半期(2007年9~11月期)決算の速報を発表した。それによると,売上高は3億4500万~3億5000万ドルの範囲となり,従来予測を下回る見通し。希薄化後の1株当たり損失は,GAAPベースで22~24セント,非GAAPベースで8~10セントと見積もる。

 同社は第1四半期(2007年6~8月期)の決算発表時点で,当期の売上高を3億7500万~3億8000万ドルの範囲,GAAPベースの希薄化後の1株当たり損失を1~3セントと予測していた(関連記事:Palmの2007年6~8月期決算,84万ドルの純損失を計上)。

 Palmは下方修正について,製品出荷の遅れを主な要因に挙げる。同社社長兼CEOのEd Colligan氏は,「主力商品の出荷が遅れたことを残念に思う。しかし,われわれは長期的な利益性確保の問題に注力している。最近は製品出荷のプロセスも改善したほか,スマートフォンの『Palm Centro』が好調なすべり出しを見せるなど,好材料もある」と述べた。

 同社は9~11月期の正式な決算発表を12月18日に行う予定である。

[発表資料へ]