写真●Solaris上で動作するXen
写真●Solaris上で動作するXen
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 サン・マイクロシステムズは,NECグループの展示会「iEXPO 2007」の会場で,Solaris上で仮想マシン・ソフトのXenを動かし,ゲストOSとしてWindows環境を実演した(写真)。同社は,2008年3月頃に出荷を予定するSolaris10の新版に,XenのSolaris版を添付する。Xenが添付されたSolaris10自体は無償だが,有料のサポート・サービスも購入可能である。

 Xenは,XenSourceが開発した仮想マシン・ソフト。仮想マシン上で動作させるゲストOSのほかに,Xenそのものを動作させるために別途,ホストOSが必要になる。このホストOSとして,これまでSolarisは利用できなかった。今回新たに,Solaris10上で動作するようにXenに手を加え,Solaris10に添付する。

 稼働環境は,x86系CPUであるAMD Opteronを搭載した米Sun MicrosystemsのコンピュータとSolaris10の組み合わせ。SPARC機では動作しない。