写真●日本郵政の西川善文 取締役兼代表執行役社長
写真●日本郵政の西川善文 取締役兼代表執行役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 日本郵政グループのゆうちょ銀行は12月3日、2008年の正月三が日は一部のATM(現金自動預け払い機)を稼働させると発表した。この期間にATMを稼働させるのは、旧郵政省、公社時代を通じて今回が初めて。

 2008年正月に稼働させるのは全国約2万6000台のATMのうち、「ホリデーサービス」の名称で日曜・休日も稼働している約1万2000台。加えてセブン銀行のATM約1万2700台でもゆうちょ銀行のキャッシュ・カードが利用できるため、利用可能なATMは合計で約2万4700台となる。

 ゆうちょ銀行のシステムは、「ATMの稼働を停止しなくても保守できる仕組みを採っている。ただ、従来は正月3が日を利用して大幅なシステム変更を施すことが多く、リスクを考慮してATMの稼働を止めていた」(ゆうちょ銀行のIT担当者)。今回は大幅なシステム変更がないことから稼働を決めた。日本郵政の西川善文 取締役兼代表執行役社長は「ATMの保守には万全を期す」と述べた。