OpenSocialの説明をするクリス・シャルク ディベロッパーアドボケート(啓発担当)
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OpenSocialのWebページ
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 グーグルは2007年12月3日、11月に発表した「OpenSocial」について説明会を開いた。OpenSocialは、SNSなどのサイト上でアプリケーションを構築するためのソフトウエア技術。来日したクリス・シャルク ディベロッパーアドボケート(啓発担当)はOpenSocialについて、外部との提携で多くのアプリケーションを開発し、ユーザー獲得につなげていく方針を示した。今後は、セキュリティ強化や企業での利用に向けた改良を進めることなどを重点項目に掲げた。

 OpenSocialとは、ソフトウエア開発者がSNSなどのWebページ上でアプリケーションを構築するためのWeb APIセットのこと。Webメールや画像投稿サイトなど、Web上で利用するサービスは多い。OpenSocialを使ったアプリケーション上では、これらWebサービスのユーザープロフィール、友人リスト、最近更新した項目といったソーシャルデータのやり取りが可能となる。例えば、映画評価サイトでコメントを定期的に書き込んでいるユーザーがいる場合、評価した映画の一覧を、別のSNSサイト上で表示できる。既に米グーグルの開発者向けサイトでは、OpenSocialで開発したアプリケーションを配布している。

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