SNSサイトの米Facebookは,ユーザーのフィードバックを受け,マーケティング機能「Beacon」を修正した。同機能はユーザーの外部サイトでの行動をFacebook内の仲間の「Mini-Feed」や「News Feed」にフィード配信するというものだが,修正によりユーザー自身の管理範囲を拡大したという。

 アップデートしたBeaconでは,ユーザーがBeacon対応の外部サイトで行った活動に関する情報が通知され,ユーザーが「OK」をクリックするとFacebook内に情報が公開される。ユーザーが何もしなければ,情報は公開されないまま,通知も一定時間後に表示されなくなる。

 ユーザーがその後,Beacon対応サイトでなんらかの行動をすると,放置していた通知が再表示され,公開を許可するかあるいは拒否するか選ぶよう促される。決断に時間がかかる場合,通知は表示されなくなるが,あとでどちらかに決定することができる。

 米メディア(InfoWorld)によると,以前のBeaconでは,情報を公開しないためにはユーザーが「no thanks(拒否)」をクリックしなければならなかった。この機能については,法律の専門家やプライバシ団体などから懸念の声があがっていた。

 またFacebookは,Beaconの機能をユーザーがより理解するために,チュートリアルやスクリーンショットなどを用いて説明する「Help」へのリンクを通知の横に追加した。

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