米Mozillaは米国時間11月30日,オープンソースWebブラウザ「Firefox 2」のStability Update(安定性アップデート)版「Firefox 2.0.0.11」を公開した。WebサイトからWindows/Mac OS X/Linux版を無償でダウンロードできる。

 Firefox 2.0.0.11は,11月26日にリリースした「Firefox 2.0.0.10」で復活したバグ「Bug 405584:Canvas.drawImage method is not working」(Canvas.drawImageメソッドが機能しない)を修正したバージョン。このバグの影響で,一部のWebサイトと拡張機能において,ビットマップ・イメージ表示時の互換性が保てなくなっていた(関連記事:Webブラウザー「Firefox」に複数の脆弱性、最新版で解消)。セキュリティに関するの変更点はない。

 Firefoxの自動アップデート機能を有効にしている場合は,24~48時間以内に自動アップデートの通知が出る。MozillaはFirefox 1.5.0.xのアップデートを2007年5月に打ち切ったことから,Firefox 2に移行するよう推奨している。

 なお,Mozillaの安定性アップデート版リリースは11月最終週に入って2回目。11月1日も「Firefox 2.0.0.9」を公開したばかりである(関連記事:Mozilla,バグ修正版「Firefox 2.0.0.9」を公開,Windows版のクラッシュ問題に対応)。

[発表資料1]
[発表資料2]
[リリースノート]