地上デジタル放送の普及を目指す地上デジタル推進全国会議(議長:山口信夫・日本商工会議所名誉会頭)は2007年11月30日,「デジタル放送推進のための行動計画(第8次)」を公表した。2002年から毎年1回作成しているもので,地上波放送の完全デジタル化に向けて関係者が実施すべき事項と,そのスケジュールを定めている。

 2011年7月までに地上アナログ放送を終了し,地上デジタル放送に完全に移行するためには,残り3年8カ月足らずという限られた期間で,関係者がそれぞれの取り組みをさらに強化する必要がある。第8次行動計画では,政府や放送事業者,受信機メーカー,販売店,地方公共団体などの関係者が具体的に取り組むべき課題と,その実現時期を示した(「第8次行動計画」の詳細)。