ビットメディア(本社:東京都渋谷区,社長:高野雅晴氏)は2007年11月30日,ピア・ツー・ピア(P2P)ライブ配信システムを活用したコミュニティーFM放送向けのインターネットTVサービスを,12月1日に開始すると発表した。第一弾としてエフエム世田谷(本社:東京都世田谷区,社長:久米征雄氏)の生放送番組「あの頃青春グラフィティ」と協力し,放送中のパーソナリティーやスタジオ内のスタッフの様子を動画で配信する。映像や音声の配信はP2Pを用いた配信技術である「シェアキャスト2」を使っており,協力ユーザーのパソコンを中継することでサーバーの負荷を下げながら動画配信が可能だという(発表資料)。

 今回のサービスは,スタジオからの動画配信とリスナー向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス),番組用のブログなどを連携させたものである。リスナーとのコミュニケーションをより深めることができるという。ビットメディアは,エフエム世田谷の運用結果を基に動画配信とSNS,ブログとの連携ソリューションをパッケージ化し,手軽にインターネットテレビサービスが実施できるプラットフォームとしてコミュニティーFM放送事業者に提供する予定である。