米AMDは米国時間11月29日,インドのバンガロールに新しい研究開発センターを開設した。このセンターでは,新しいシリコン設計,プラットフォームの研究開発に取り組む。

 AMDは2004年に,バンガロールに最初のマイクロプロセサ研究開発拠点を開設している。同社の研究開発ネットワークにおけるインドの役割と重要性が高まっているほか,バンガロールの従業員が増加を続けていることなども要因となり,新しい施設が必要になったと説明している。

 バンガロールのエンジニアは,AMDが2008年中旬に発売を予定している45ナノメートル技術のクアッドコア・プロセサ「Shanghai」の開発を手がけている。これらのエンジニアを含む研究開発チームが,新しい施設に作業場を移すという。古い施設は,販売,マーケティング,管理部門のオフィス・スペースとして使われる。

 AMDの会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるHector Ruiz氏は,「AMDのインドのエンジニアは,同社の世界規模のデザイン・ネットワークにおいて重要な役割を果たしている。新しい研究開発センターは,これらのエンジニアにワールドクラスの機器とリソースを提供するものである」とコメントしている。

発表資料へ