DSvision用のカートリッジとニンテンドーDSを手にするam3の澤居大介専務
DSvision用のカートリッジとニンテンドーDSを手にするam3の澤居大介専務
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DSvisionのサービスイメージ
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発表会ではDSvisionのデモを見せた。下画面にmicroSDカードにダウンロードしたコンテンツが表示される。見たいコンテンツを選ぶと上画面にそのコンテンツを表示する。なお、デモで公開したコンテンツは試作段階のもので本サービスで提供されるとは限らない
発表会ではDSvisionのデモを見せた。下画面にmicroSDカードにダウンロードしたコンテンツが表示される。見たいコンテンツを選ぶと上画面にそのコンテンツを表示する。なお、デモで公開したコンテンツは試作段階のもので本サービスで提供されるとは限らない
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大日本印刷の西村達也常務がam3への出資を発表
大日本印刷の西村達也常務がam3への出資を発表
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 任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」向けの動画コンテンツ事業を手がけるam3は2007年11月29日、新たなコンテンツ事業「DSvision」を開始すると発表した。2008年3月6日に専用サイトをオープンし、ニンテンドーDSで視聴できるコミックや書籍、動画、音楽などを配信する予定だ。

 DSvisionを利用するにはニンテンドーDSに加え、パソコン、専用のmicroSDカード、専用のアダプター、microSDカードリーダーが必要だ。コンテンツを購入するには、パソコンでDSvisionのWebサイトにアクセス。欲しいコンテンツを購入し、カードリーダー経由でmicroSDカードにダウンロードする。その後、microSDカードを専用のアダプターに装着して、ニンテンドーDSにセットすると、ニンテンドーDSでmicroSDカード内のコンテンツを閲覧、視聴できる。

 サービス開始に先駆け、2008年1月には、専用microSDカード(512MB)、専用アダプター、USBリーダーライターのセットを3980円で発売する。コンテンツの価格は「携帯電話向けコンテンツと同額程度」(am3の澤居大介専務)になる見込みだ。サービス開始時点では300タイトルをそろえ、順次追加していきたいという。目標はサービス開始から1年で1000タイトル、2010年には1万タイトル。am3の澤居大介専務は「専用のmicroSDカード、アダプター、ニンテンドーDSに表示する際のメニュー画面などを連携させて著作権対策を施している。コンテンツホルダーに安心してコンテンツを提供してもらえるはず」と自信を示した。

 なお、DSvision開始と同時に、大日本印刷がam3に資本参加し、筆頭株主(株式保有比率56.3%)となったことを発表した。同社の西村達也常務は「国内で2000万台普及しているニンテンドーDSをプラットフォームに新たなコンテンツ配信事業を展開していきたい」と意気込みを語った。