ケーブルテレビ(CATV)統括運営会社のジュピターテレコム(JCOM)は2007年11月29日,新しい総合エンターテインメントチャンネルの運営会社である「チャンネル銀河」を,同日に設立したと発表した。本社は東京都港区に置き,社長にはNHK出身の鹿野菊次郎氏が就任した。資本金は2億円で,JCOMが76%を出資する(発表資料)。

 ほかの株主と出資比率はジャパンケーブルネットと東北新社の2社がそれぞれ5%,イッツ・コミュニケーションズと近鉄ケーブルネットワーク,スターキャット・ケーブルネットワーク,東海デジタルネットワークセンター,日本デジタル配信,ビック東海,国際メディア・コーポレーション(MICO)の7社がそれぞれ2%である。

 新会社が運営するチャンネル「チャンネル銀河」は2008年4月から,CATVと東経110度CS放送「e2 by スカパー!」において放送される。国内外のドキュメンタリー,紀行,歴史・美術,ドラマ,時代劇などあらゆるジャンルをカバーする総合編成のチャンネルになる。放送時間の3分の1はNHKの過去の番組(アーカイブス番組)で構成し,残り3分の2の番組は国内の地上波民放事業者や英BBC,米3大ネットワークなどから調達する。