ハリウッドのメジャータイトルを配信していた「Cinema Now」
ハリウッドのメジャータイトルを配信していた「Cinema Now」
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 シネマナウ ジャパンは同社が運営する動画配信サービス「Cinema Now」を終了すると発表。2005年4月に開始した同サービスを、2007年12月25日をもって終了する。

 Cinema Nowは、元々米国のサービスで、ハリウッドメジャー作品を中心に有料動画のダウンロード配信を先駆的に行っていた。日本のシネマナウ ジャパンは、米シネマナウや米マイクロソフト、トランスコスモスが出資して2005年1月に設立。日本でも米国同様、ハリウッドメジャー作品を有料配信しており、現在も「幸せのちから」「ディパーテッド」「スパイダーマン2」など有名作品をダウンロード配信している。1本210円からのコンテンツ課金のほか月額1890円の見放題プランなどを用意していた。

 今回のサービス終了に関して、シネマナウ ジャパンは「無料で映画を視聴できるGyaOなどの台頭、無料で個々人の動画を共有するYouTubeの人気など、有料で映画を提供するということに関して先が見えないという判断になった」とした。現時点での会員数は非公開。2007年春から開始する予定だった、ダウンロードした映像をDVDにコピーできる「Burn to DVD」も実現せずじまいだった。米国でのサービスは継続中だという。