NTTコミュニケーションズは11月27日、ベトナムの通信大手Vietnam Posts&Telecommunications Groupと合弁会社を設立し、ベトナムでデータセンター事業を開始すると発表した。2008年半ばにハノイ,2009年初めにホーチミンにデータセンターを開設し,日系企業や欧米企業に向けてサービスを提供する。

 データセンター設備は現在ある商業ビルの一部を借り,データセンター向けに改修する。電源設備を二重化するほか,空調設備や入退室管理システム,監視カメラなどを設置する。ハノイとホーチミンのデータセンターはいずれも,延べ床面積が約1500平方メートルで,200ラックを設置できる。現地の通信大手との協業であるため,高い品質の通信環境を提供できるという。

 合弁会社の社名は「Global Data Service Joint Stock Company」で,2008年1月に設立する。資本金は約9億円で,NTTコミュニケーションズが40%,Vietnam Posts&Telecommunications Groupが60%を出資する。社員数は60人程度になる予定である。