韓国のSamsung Electronicsは現地時間11月25日,2兆560億ウォン(約22億1000万ドル)かけて第8世代液晶ディスプレイ(LCD)パネルの第1生産ラインを拡張する計画を発表した。この投資は同社が単独で実施する。

 拡張した生産ラインは2008年第3四半期に稼働を始める。生産能力を月産6万枚に増やす予定。2200×2500mmのガラス基盤を用いる第8世代は,46インチおよび52インチのLCD向け。

 なお,Samsungはソニーとの合弁会社S-LCDを通じて第8世代アモルファスTFT LCDパネル工場を建設し,2007年8月に出荷を開始した。今回の生産ライン拡張において,ソニーは追加投資を行わない(関連記事:SamsungとソニーのLCD合弁会社,第8世代パネルの出荷を開始)。

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