歩行の軌跡を地図上に記録でき、後で呼び出すことも可能
歩行の軌跡を地図上に記録でき、後で呼び出すことも可能
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平均速度や累計歩数、消費カロリーも算出できる
平均速度や累計歩数、消費カロリーも算出できる
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歩行時の平均速度を、次回の経路探索時に反映する仕組みとした
歩行時の平均速度を、次回の経路探索時に反映する仕組みとした
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 ナビタイムジャパンは2007年11月21日、歩行者向けナビゲーションサービス「NAVITIME」「EZナビウォーク」において、ユーザーの行動履歴を保存し、後で参照・集計などができる新機能「ナビログ」の提供を始めた。

 NAVITIMEやEZナビウォークはカーナビなどと同様、歩行中のユーザーが持つ携帯電話の画面に現在地周辺の地図を表示し、目的地までの経路を表示する機能を持っている。ユーザーがこの機能を使っている場合、携帯電話に内蔵されたGPS(または基地局からの電波)で定期的に現在地を測位している。この測位データを活用したものが今回の新サービスである。

 具体的には、過去にGPS測位をした地点をサーバー上で記録しておき、後で呼び出して参照することが可能。また、月ごと、年ごと、過去の全累計として、移動距離や移動時間、平均速度、想定歩数、消費カロリーを表示できる。ここで算出した平均速度は、次回以降に経路探索する際、歩行の所要時間を算出するために使用することが可能。

 自動車での移動分についても歩行分と同様に記録でき、CO2排出量も算出できる。

 このほか新たに提供した機能として、(1)過去に検索した場所の履歴を分野別に集計し後で参照できる「スポット検索ヒストリー」(2)NAVITIME/EZナビウォーク内の各機能の利用回数をカウントする「ご利用回数ヒストリー」(3)過去1週間に多くのユーザーが検索した場所をランキング形式で表示する「人気スポットランキング」(4)過去にGPS測位をしたことのある場所とその時期を日本地図上で確認できる「GPSぬり絵マップ」(5)自分がどれだけの距離を歩行したかをほかのユーザーと競える「みんなと競争!ナビラリー」――などがある。

 これらの新機能を利用するには、NTTドコモの「FOMA 903iシリーズ」以降のGPS内蔵機種、またはKDDI(au)のEZナビウォーク最新版対応機種が必要。有償の会員登録が必要だが、既にNAVITIMEまたはEZナビウォークの有償サービスを契約済みのユーザーは、追加負担なしで新機能を利用できる。