今回の調査結果の一部(日本ベリサインのプレスリリースから引用)
今回の調査結果の一部(日本ベリサインのプレスリリースから引用)
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 日本ベリサインは2007年11月20日、個人ユーザーを対象に実施したセキュリティ意識に関する調査結果の概要を発表した。それによると、Webサイトの安全性をチェックするために実施していることとして、回答者の6割以上が「SSL対応の確認」と答えた一方で、3割以上は「SSLに対応していても、安心できるサイトとは限らない」と回答したという。

 今回の調査は、インターネット上で実施したもの。調査期間は2007年11月2日から11月4日。有効回答数は800。

 「インターネットサービスを利用する際に安全性を確保するために確認すること」という設問に対しては、そのサービスを提供しているWebサイトが「SSLに対応していること」という回答が最も多く67.3%(複数回答)。次いで、そのサービスの提供者が「有名な企業であること」が65.2%、「インターネット上での評判が良いこと」が36.9%だった(図)。

 SSLに関する設問においては、回答者の34.8%が「SSLに対応しているからといって、すべてが安心できるサイトとは限らない」を選択。また、44.4%は「情報を入力させるWebサイトは必ずSSLに対応すべき」という選択肢を選んだという。

 フィッシング詐欺に関する設問では、「フィッシング詐欺についてある程度知っている」とした回答者は67.4%だった。しかし一方で、「対策方法が分からないので、対策していない」が36.8%、「対策方法を知っているが、対策はしていない」が21.5%。回答者の6割以上がフィッシング詐欺を知っているものの、6割弱は対策を施していないという結果だった。

 今回の調査結果の詳細は、同社のWebサイトにおいて2007年12月中旬に公開する予定。