米Googleは,カスタム検索エンジンを構築できる「Custom Search Engine(CSE)」プラットフォームの対応言語を拡大した。世界約80カ国の40言語で使用可能になる。Google,Enterprise Search部門製品マネージャ主任のNitin Mangtani氏が米国時間11月20日,公式ブログで明らかにした。

 CSEでは,あらかじめキーワードやURLを指定して検索対象を絞り込める。広告が入る無料版と,広告がオプションとなるビジネス版「Custom Search Business Edition(CSBE)」を用意する。ビジネス版の場合,XML APIを使ってより高度なカスタマイズが可能。また,電子メールや電話によるサポートも提供する。

 いずれもホスト型サービスで,ソフトウエアのインストールやハードウエアは不要。検索結果を表示する文字色などを自由に設定して,Webサイト・デザインの統一を図ることができる。また,検索エンジンをアプリケーションに組み込みたい開発者向けに「Custom Search API」も提供する。

 ビジネス版の利用料金は,検索対象となるページ数によって異なり,500ページまでの場合は年間100ドル,30万ページまでの場合は年間2250ドル。

 CSEはこれまで,米国,カナダ,英国など,英語版Googleドメインでの利用に限定されていた(関連記事:カスタム検索エンジンを構築できる「Custom Search Engine」,AdSenseと連携)。

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