Free Software Foundation(FSF)は米国時間11月19日,Webアプリケーションなどオンライン・サービスとして使われるソフトウエア向けのライセンス「GNU Affero General Public License Version 3(GNU AGPLv3)」を公開した。FSFのWebサイトから入手できる。

 AGPLv3は,GPLv3をベースとする新しいライセンス(関連記事:FSFがGPLバージョン3を正式リリース)。GPLv3は,ソフトウエアがオンライン・サービス形式で利用される場合,ソースコードの公開を義務化していなかった。これに対しAGPLv3は,こうした場合でもソースコードをダウンロード可能な状態にすることを,ソフトウエアの利用条件に付加できる。

 その結果,オンライン・サービス形式でも,改変されたソフトウエアのソースコードが配布されるようになり,ソフトウエアの発展につながる。

 AGPLv3とGPLv3は,1つのプロジェクト内で組み合わせられる。例えば,AGPLv3で開発しているソフトウエアで,GPLv3の適用されたライブラリやソースコードを利用するといったことが可能。

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