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アイズがLinux上のRDPクライアントと指紋認証をUSBメモリーでアプライアンス化アイズは,指紋認証機能付きのUSBメモリーにLinuxとWindows画面端末ソフトをインストールしたシンクライアント製品「iZE Thin Client」を,11月26日に出荷する。USBポートを備える任意のパソコンを,RDP(Remote Desktop Protocol)による画面情報端末専用機として利用可能にする。接続先となるWindows機の登録といったネットワーク環境の設定をアイズ側で施した後に,ユーザー企業に納入する。価格は,10端末で48万円(税別),100端末で414万円(税別)など。別途,汎用USBメモリーやハードディスクを用いる廉価版も用意した。 iZE Thin Clientの中核部分は,Linuxと,その上で稼働するWindows画面情報端末ソフトの「rdesktop」である。こうしたソフトウエアをUSBメモリーにインストールしておき,USBメモリーから起動(ブート)する。こうすることで,汎用のパソコンをプラットフォームとして利用しつつ,LinuxとrdesktopによるRDPクライアント専用機としてしか使えないようにする。アイズによれば,グラフィックス表示やファイル・システムなどの部分で,アイズが新規のソース開発を施している。単にLinuxとrdesktopを組み合わせた場合と比べ,セキュリティや利便性が高まっているとしている。 指紋認証機能付きUSBメモリーとして採用したのは,ソニーが開発した指紋認証システム「PUPPY」を容量1GバイトのUSBメモリーに付与したソニー製品「ストレージ付指紋認証トークンFIU-850-N03」である。同ハードウエアは,指紋認証ユニット,指紋認証に基づくユーザー認証機能,読み書きのアクセス制御機能などセキュリティ機能を備えた半導体ストレージ,といった要素で構成する。ハードウエア・トークンであるUSBメモリー側でユーザー認証が完了するため,トークンから起動するOSやアプリケーション側では,ユーザー認証機能を実装する必要がない。 実際の利用イメージは以下の通り。(1)パソコンのUSBポートにiZE Thin Clientを挿入する。(2)指紋認証する。(3)設定次第だが,ネットワーク接続環境の使い分けなどの需要から,ブート・メニューを用いて起動時オプションを選ぶ。(4)Linuxとrdesktopが立ち上がり,あらかじめ設定済みの接続先にRDPで接続,Windows画面が全画面表示で立ち上がる。(5)Windowsにログインしてサーバー・サイドのWindowsクライアントを操作する。 なお,別途オプションで,USBメモリーの内部にファイル共有用に用意したパーティションを,サーバー・サイドのWindowsクライアントからネットワーク・マウントする機能を用意した。これにより,画面情報の操作だけでなく,あらかじめUSBメモリーに格納しておいたファイルを,Windowsクライアントから利用できるようになる。Windowsクライアントのローカル・ストレージにコピーすることで,ファイルのアップロードになる。その一方で,遠隔操作しているWindowsクライアントからUSBメモリーに対するファイル・コピーは,データを故意に破損させる機能を持つ。これにより,情報の漏えいを防止できる。 指紋認証を必要としないユーザー向けには,汎用のUSBメモリーを用いた廉価版と,さらに廉価なハードディスク版を用意している。汎用のUSBメモリー版の価格は,10端末時に37万円(税別),100端末時に315万円(税別)など。一方,ハードディスク版はCD-ROMでの提供となる。ハードディスクを搭載したパソコンにCD-ROMを挿入して起動させて画面の指示に従うことで,ディスクのフォーマットと,ディスクへのiZE Thin Clientのインストールが実行される。 最新ニュース記事一覧へ >> |