ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の米国法人Sony Computer Entertainment America(SCEA)は米国時間11月16日,値下げと新モデル投入の効果により,北米における「PLAYSTATION 3(PS3)」の販売台数がほぼ3倍になったと発表した。
同社は10月中旬,北米でPS3の80Gバイト・モデルを100ドル値下げし,11月2日に新しい40Gバイト・モデルの販売を開始した(関連記事:ソニー,北米で「PS3」の40GBモデルを販売へ,80GBモデルは100ドル値下げ)。これらが奏功し,北米トップ10の小売店で販売台数が192%増えたという。
値下げと新モデルに加え,160本以上のゲームが販売されることから,SCEAはこれからホリデー・シーズン以降にかけてもPS3の好調な販売が続くと見込む。
PS3は1年前の2006年11月に北米で販売を始め,これまでにリリースされたゲーム・タイトルは200本以上,ネットワーク・サービス「PLAYSTATION Network」でダウンロードされたコンテンツは6000万本以上になる。
米メディア(CNET News.com)によると,米国におけるPS3の販売台数は,10月最終週より前は1週間当たり3万~4万台だった。これに対し10月最終週は約7万5000台,その次の週は10万台以上に増えた。米国で10月に販売されたゲーム機の台数は,PS3が12万1000台,任天堂の「Wii」が51万9000台,米Microsoftの「Xbox 360」が36万6000台だった。
[発表資料へ]