米Appleは,同社のOS「Mac OS X 10.4(Tiger)」の最新アップデート「Mac OS X 10.4.11」を公開した。約40のセキュリティ・ホールを修正するパッチ「Security Update 2007-008」が含まれる。

 このアップデートでは,カーネルに関する問題5件をはじめ,Webブラウザ「Safari」の問題とSafariの描画エンジン「WebKit」に存在するぜい弱性や,「WebCore」に存在するクロスサイトスクリプティングのぜい弱性などを解決する。

 性能の向上については,「Safari 3」の正式版を含むほか,サード・パーティのネットワーク製品へのサポートを強化し,米VMwareの「Fusion」を稼働する際の安定性を高めた。また,RAW画像の処理に関してカメラ機種のサポートを大幅に拡大した。

 また同社は,最新OS「Mac OS X 10.5(Leopard)」のアップデート「Mac OS X 10.5.1」も公開した。アプリケーション・ファイアウオールに関する3件の問題を解決する。

 Mac OS X 10.4.11およびMac OS X 10.5.1は,Software Update機能を介して自動アップデートされる。あるいは,同社のダウンロード・サイトから手動で入手できる。

[Appleのアップデート情報1(Mac OS X 10.4.11)]
[Appleのアップデート情報2(Mac OS X 10.4.11)]
[Appleのアップデート情報3(Mac OS X 10.5.1)]