米マイクロソフトは2007年11月14日(米国時間)、統合セキュリティソフト「Windows Live OneCare」の新版を公開した。複数台のパソコンの管理方法を改善したほか、パソコンのパフォーマンス向上や無線LANに関する機能を強化した。Webサイトでのダウンロード提供に加え、パッケージでも販売する。日本語版も近日発表される見込みだ。

 パフォーマンスの強化については、パソコンの起動速度に悪影響を与えるソフトを監視できる機能を用意。常駐ソフトの中に滅多に使わないアプリケーションが含まれていた場合、ユーザーがそれを把握して常駐を解除できるようにした。また複数台のパソコンが同一の無線LANルーターに接続している環境において、プリンターなどの周辺機器を簡単に共有できるように設定するための機能なども搭載した。最近も欧州と豪州に新たな研究施設を開設するなど、ウイルス検知/駆除の精度向上にも引き続き注力しているという。

 価格は49.95米ドルで、3台までインストール可能。90日間無償で使える試用版も用意する。