日本ヒューレット・パッカード社長に就任する小出伸一氏
日本ヒューレット・パッカード社長に就任する小出伸一氏
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 日本ヒューレット・パッカード(HP)は11月15日、12月1日付で小田晋吾社長(63)の後任に、ソフトバンクテレコム代表取締役副社長兼COO(最高執行責任者)の小出伸一氏(49、写真)が就く人事を発表した。小出氏は11月末日付でソフトバンクテレコムを退職する。日本HP代表取締役 社長執行役員の小田氏は役員規程に基づく定年により12月1日付で顧問に退き、12月31日付で日本HPを退職する。

 小出氏は福島県出身。1981年に青山学院大学経済学部経済学科を卒業、日本IBMに入社した。保険や都銀など大手ユーザー企業の営業責任者を経て、1998年1月に北城恪太郎社長(現最高顧問)補佐に就任。1999年2月には米IBMに出向し企業戦略部門に所属するなど、一貫して同社のエリート・コースを歩んだ。その後はシステム製品の事業担当、ITS・アウトソーシング事業担当、金融システム事業部長などを務めた。

 一時は社長候補と目された小出氏だが、2005年3月に日本IBMを退職。翌4月に日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)に移り、営業担当の常務執行役に就いた。以後、取締役副社長などを経て、2006年10月に代表取締役副社長兼COOに就任した。