米アップルは2007年11月14日(米国時間)、「Mac OS X 10.4.x」の新版「Mac OS X 10.4.11」と「Mac OS X 10.3.9」のセキュリティアップデート、Webブラウザー「Safari 3 for Windows」ベータ版の新バージョン「Safari 3 Beta Update 3.0.4」を公開した。いずれについても、インストールすれば既知の脆弱(ぜいじゃく)性が解消される。

 Mac OS X 10.3.x/10.4.xには、複数の脆弱性が見つかっている。例えば、これらに含まれるFlash Playerのプラグインには、細工が施されたファイルを読み込むだけで、悪質なプログラム(ウイルスなど)を実行される脆弱性が存在する。

 それらを解消するために公開されたのが、Mac OS X 10.4.11並びに「Security Update 2007-008」。前者は、脆弱性を修正したMac OS X 10.4.xの最新版。後者は、Mac OS X 10.3.9用のセキュリティアップデート(修正パッチ)。

 Mac OS X 10.4.10についてはMac OS X 10.4.11、Mac OS X 10.3.9についてはSecurity Update 2007-008を適用すれば、脆弱性が修正される。なお、Mac OS X 10.4.11には、Safari 3の正式版なども含まれる。

 同日、Safari 3 Beta Update 3.0.4も公開。これも、従来版で見つかった複数の脆弱性を修正したもの。

 Mac OS X 10.4.xやSecurity Update 2007-008は、Mac OS Xの「ソフトウェア・アップデート」機能や、同社のダウンロードページから入手可能。Safari 3 Beta Update 3.0.4は、同社のダウンロードページから入手できる。