2007年10月末を期限としてユビキタス特区の提案募集を受け付けていた総務省は,提出された提案の概要を公表した(発表資料)。今後は,電波の利用可能性などを調査し,プロジェクトの類型化を行った上で外部有識者による評価などを経て,2008年1月を目途に,「ユビキタス特区」の創設を行う予定。

 提案件数は,合計188件あった。地域は,利用可能な周波数が示された北海道(21件),沖縄県(49件),横須賀リサーチパーク(20件),関西文化学術研究都市(43件),つくば研究学園都市(10件)のほかの地域の提案は81件に及んだ。システム・技術別では,電子タグやセンサネットワークが46件,携帯電話が40件,地域コミュニティ放送25件,ITS15件であり,携帯端末向けマルチメディアサービスも4件あった。