米VMwareは米国時間11月13日に,無償の仮想化サーバー・ソフトウエアの新版「VMware Server 2」を発表した。同社Webサイトから公開ベータ版を入手できる。2008年に正式版を一般リリースする予定。

 VMware Server 2では,VMware Server 2では,直感的なWebベースの管理インタフェースを追加した。組み込み型仮想マシン・コンソールをはじめ,仮想マシン・ユーザー向けにリモート・コンソールURLをカスタム作成する機能などを備える。

 サポートするゲストOSは,「Red Hat Enterprise Linux 5」「Ubuntu 7.10」を含む各種Linuxディストリビューションや,「Windows Server 2003」「Windows Server 2008(ベータ版)」「Windows Vista」など30種類以上にのぼる。

 また,Virtual Machine Interface(VMI)を利用した透過的準仮想化(transparent paravirtualization)への対応により,仮想OS間やレイヤー間でのやりとりを向上した。

 さらに,USB 2.0に対応するほか,仮想マシン当たりのメモリー容量を最大8Gバイト,プロセサを最大2基に拡張した。

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