フジテレビジョンは2007年11月13日,2007年度中間期の連結決算を発表した(発表資料)。売上高は前年同期に比べて2.5%減少の2816億9700万円,経常利益は同65.9%減少の89億3800万円だった。テレビ放送で視聴率の「四冠王」(プライムタイム,ゴールデンタイム,全日,ノンプライムタイムでトップ)を達成したものの,CMの広告料収入が前年同期の実績を下回った。さらに通信販売事業などで合計22億1900万円の営業損失を計上したことが減収減益の要因になった。

 またフジテレビは同日に,2007年度通期の連結業績の見通しを下方修正した。第3四半期における放送収入の減少などを考慮し,売上高を当初の見通しに比べて98億円減少の5762億円に,経常利益を同87億円減少の286億円にそれぞれ修正した。