denbun(デンブン) POP版
denbun(デンブン) POP版
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 ネオジャパンは,WebアプリケーションながらAjaxを利用することでクライアント・アプリケーション並みの応答速度を狙ったWebメール・ソフトの新製品「denbun(デンブン) POP版」を,11月14日に出荷した。今回の製品は,2007年2月に出荷したIMAP4版に次いで,新たにPOP3版を追加したという位置付けだ。価格は,10ユーザー4万1790円からで,ボリューム・ゾーンとなる500ユーザー時は110万2500円。

 denbun(デンブン) POP版は,Webメール・ソフトである。同ソフトを適用するためのメール環境として,POP3サーバー機能を備えたメール格納サーバーを利用していることが前提となる。2007年2月に出荷したIMAP版と今回出荷するPOP版とで,エンドユーザーから見た操作上/機能上の違いは無い。ただし,IMAP版ではAjax版と同時に用意していたFlash版のフロントエンドは,Ajax版と比べて需要が少なかったため,POP版では提供を見合わせた。なお,パソコンだけでなく携帯電話用の画面も用意している。

 システム構成は以下の通り。メール格納サーバーからPOP3経由でダウンロードしたメールは,denbun(デンブン) POP版側のデータベースに格納して管理する。このためのデータベース・ソフトとしてオープンソースのPostgreSQLを,また全文検索のための形態素解析エンジンとしてオープンソースの「MeCab(和布蕪)」を添付している。さらに,内部統制でのトレーサビリティを確保するため,別途ストレージなどにメールを長期保存(アーカイブ)する機能を備える。denbun(デンブン) POP版の稼働OSは,Windows Server 2003またはRed Hat系のLinux。