富士通は11月9日、日本郵政グループの郵便局会社が一般競争入札にかけた「経営管理システムの構築の委託」を930万円で落札した。応札したのは富士通のほかにNEC、NTTデータなど計5社だった。委託内容は、機器の調達からシステムの構築、完成品の据え付け作業までとなっており、システムは2008年2月22日に納入される予定だ。

 経営管理システムは、経営管理に必要な郵便局別損益データや財務会計データ、人事情報データなどを関連するシステムから取り込み、分析するためのもの。システムを使用するのは本社の経営企画部門だ。

 システムは、関連システムからデータを取り込み、管理するためのデータベース・サーバー1台と、そのデータを分析すためのBI(ビジネス・インテリジェンス)サーバー1台、BIサーバーを利用するためのクライアント・パソコン1台などで構成される。