米Time Warner傘下のWarner Bros. Home Entertainment Groupは米国時間11月8日に,ゲーム開発および販売の英TT Gamesを買収することで両社が合意したと発表した。

 TT Gamesは,主に開発担当のTraveller's Tales部門と販売業務のTT Games Publishing部門で構成される。2005年にゲーム開発会社Traveller's Talesとゲーム・パブリッシャのGiant Interactive Entertainmentが合併して生まれた企業で,Traveller's Talesは18年以上ゲーム制作を手がけている。TT Gamesとして初めて販売した「LEGO Star Wars: The Videogame」は,ブロック玩具のキャラクタを使い映画「Star Wars」の世界を再現したビデオゲームで,世界で600万本以上売れたという。

 Warner Bros.は,ゲーム部門Warner Bros. Interactive Entertainmentを通じて,TT Games制作の「LEGO Batman: The Videogame」を2008年に世界発売する予定。

 なお,TT GamesとデンマークのLEGO,米LucasArts,英Guinness World Recordsとの提携関係は,引き続きTT Gamesが管理する。

 Warner Bros.会長兼CEOのBarry Meyer氏は「当社がゲーム市場で大きなプレゼンスを獲得するために,TT Games買収は正しいステップだ」と述べた。

[発表資料へ]