注目の書籍

好評発売中!

知識ゼロから始めるLinuxサーバーの作り方

Linux初心者でも
本格 サーバーが“即席”で 完成!自宅サーバー
クラウド化も!

必聴講座ご紹介

Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代を勝ち抜く企業戦略を考える

エムオーテックス


Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代の企業インフラとユーザー環境の姿

ヴイエムウェア


Cloud Days Osaka 2012
クラウドでIT維新を〜ビジネスを加速させるベストプラクティス

アマゾン データ サービス ジャパン

オープンソース/Linux

ニュース

日経Linux

Linuxディストリビューション「Fedora 8」が公開

用途別の版を追加,オンライン・デスクトップ機能が特徴

2007/11/09
畑 陽一郎=日経Linux
写真1 Fedora 8のデスクトップ(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)
写真1 Fedora 8のデスクトップ(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2 オンラインデスクトップ機能(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)。画面左側にbigboardと呼ばれる領域が現れる。顔写真アイコンの下にはオンライン登録したサービス(写真ではAmazon.com)のアイコンが並ぶ。画面上端中央右にある紫色のアイコンはMugshotと呼ばれる米Red Hat社が開始したソーシャル・ネットワーキング・サービスに接続するためのもの。音楽情報を共有できる
写真2 オンラインデスクトップ機能(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)。画面左側にbigboardと呼ばれる領域が現れる。顔写真アイコンの下にはオンライン登録したサービス(写真ではAmazon.com)のアイコンが並ぶ。画面上端中央右にある紫色のアイコンはMugshotと呼ばれる米Red Hat社が開始したソーシャル・ネットワーキング・サービスに接続するためのもの。音楽情報を共有できる
[画像のクリックで拡大表示]
写真3 ファイアーウォールの設定画面(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)
写真3 ファイアーウォールの設定画面(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)
[画像のクリックで拡大表示]
写真4 リポジトリ登録画面(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)
写真4 リポジトリ登録画面(画面は,Fedora 8 RC3をyumアップデートしたもの)
[画像のクリックで拡大表示]

 Fedora Projectは2007年11月8日(米国時間),無償で利用できるLinuxディストリビューションの新版「Fedora 8」(開発コード:Werewolf)を公開した(写真1)。特定用途向けの版(「Spins」と呼ばれる)の種類を増やし,オンライン・デスクトップ環境を追加したことが特徴である。

 公開した版は,DVD-ROM版とライブCD版。それぞれ,対応CPUやSpinsごとに版が分かれている。対応CPUは,米Intel社の80386互換CPU(i386),Pentium ProやPentium M互換(686),米AMD社の64ビットCPU,米Intel社の64ビットCPU(x86_64),32/64ビットのPowerPC(ppc)。いずれの版も主要なシステム関連ソフトのバージョンは同じで,カーネル2.6.23.1,glibc 2.7,gcc 4.1.2,X.Orgを採用。統合デスクトップ環境には,KDE 3.5.8とGNOME 2.20.1が利用できる。

 Fedoraは,前版の7から「Spins」という考え方を導入している。Fedora Projectが標準的なインストール・ディスクを配布するだけでなく,ライブCDとして使えるものや,GNOME以外にKDEを標準の統合デスクトップ環境としたものなどの配布を始めた。さらに,ユーザーが独自のSpinを作るためのツールである「pungi」や「livecd-tools」なども提供している。

 Fedora 8では,用途に応じた版「CustomSpins」を初めて提供,従来以上に細分化した。具体的には3つの版,(1)Fedora Games,(2)Fedora Developer,(3)Fedora Electornics,を用意した。いずれも特定用途のユーザー向けにパッケージ(アプリケーション)の設定を済ませたもの。(1)はライブDVDとなっているため,起動直後からQuake 3,Nexuizなどの3次元グラフィックスを多用したゲームが楽しめる。(2)もライブDVDで提供された。Eclipse,cvs,rpmdevtoolsなど開発者向けのソフトウエアが多数組み込まれている。(3)はアナログ・ディジタルを問わず電気回路の設計やシミュレーション,組み込みシステムの設計に役立つツールを含む。

オンライン・デスクトップ機能が加わる

 Fedora 8のもう一つの目玉はオンライン・デスクトップ機能である(写真2)。GmailやWikipediaのようなオンライン・アプリケーションを利用しやすくするためのもの。AmazonやFlickrのアカウントも登録できる。標準ではインストールされていないが,yumコマンドなどで「online-desktop」パッケージをインストールすれば利用可能だ。

 細かい改良点として,設定ツール類の追加と修正も施されている。
 例えば,「ファイアーウォールの設定」(写真3)が機能強化された。設定時にウィザードが利用できるようになった。また,プリンタを接続した場合には,自動的にドライバがロードされ,プリンタ・キューを用意する機能も搭載された。「パッケージマネージャー」には新たに「リポジトリーマネージャー」が追加され,あらかじめ用意されたFedora関連の開発リポジトリを追加できるほか,GUIを用いて新規リポジトリを登録できるようになった(写真4)。

Fedora 9の開発スケジュールも公開

 同時に,Fedora 9の開発スケジュールも公開された。
 それによれば,11月9日からFedora 9の仕様をまとめ始め,2008年1月17日にアルファ版を公開,同3月13日にベータ版を公開する計画。同4月17日にリリース候補版を公開した後,2008年5月1日に正式版を公開するとした。

 現時点では,KDE4を採用すること,天文学用の版を用意すること,パッケージのバイナリ間の差分を提供するPresto機能を盛り込むこと,などがFedora 9での機能強化候補となっている。

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介