教職員に向けた情報をまとめたポータルサイト「ICT活用ゲートウェイ」
教職員に向けた情報をまとめたポータルサイト「ICT活用ゲートウェイ」
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 マイクロソフトとICT教育推進プログラム協議会は2007年11月9日、情報教育に携わる教職員に向けた情報をまとめたポータルサイト「ICT活用ゲートウェイ」を開設した。情報通信技術(ICT)関連のパソコンや周辺機器、パソコンソフトを用いた情報教育のノウハウを提供するなどして、情報教育の活性化を図る方針。各自治体の教育委員会ごと、または私立学校を運営する学校法人ごとに登録を受け付け、それぞれの組織に所属する教職員が無料でアクセスできるようにする。

 同サイトでは、先進的な取り組みをしている教員などから情報教育のノウハウを集めて、事例集として公開。また、マイクロソフトが自社Webサイトで公開している「OneNote」「Visio」「InfoPath」の教科向けテンプレート集や、協議会が提供している教員向けのWeb研修システムへのリンクを設けるなど、情報教育関連のコンテンツに簡単にアクセスできるようにする。このほか、学校向けの「リサイクルPC寄贈プログラム」や「スクールOS無償プログラム」の申し込み画面や、協賛企業が学校向けに販売しているパソコン関連製品の一覧などを用意している。

 協議会は、メディア教育開発センター、日本教育工学振興会、学習ソフトウェア情報研究センター、コンピュータソフトウェア著作権協会などの教育関連団体とマイクロソフトなどが共同で2003年11月に設立した。これまでは主に教職員向けにパソコンの使い方やパソコンを活用した授業方法などの研修を実施し、7都県と3市の教育関係者のべ4万7000人が受講したという。