米Microsoftは米国時間11月7日,同社のビデオ・ゲーム機「Xbox 360」向けのペアレンタル・コントロール機能「Xbox 360 Family Timer」を発表した。この機能を使うと,親が子供のゲーム使用時間をあらかじめ設定できる。

 時間の設定は,1日あるいは1週間ごとに行える。制限時間に近づくと警告を表示し,制限時間に達すると自動的にゲーム機の電源が切れる。同機能は12月よりXbox用オンライン・サービス「Xbox Live」を介してダウンロード可能になる。

 また同社は,家庭での安全なゲーム利用を推進する目的で,親子がゲーム使用について話し合いながらルールを決めるための契約用紙「PACT」の提供を開始した。同社によれば,PACTは「親の関与(Parental)のもとで,子どもがアクセス(Access)できるコンテンツ(Content)と時間(Time)を取り決めるためのツール」。XboxのWebサイトよりPDF形式で入手できる。

 同社の依頼で米Glover Park Groupが実施した調査によると,5~17歳の子供を持つ家庭では,99%がゲーム使用に関するなんらかの決まりを作っているが,アクセスできるコンテンツと時間について包括的なルールを設けている家庭は半数以下の47%。また,ルールを書き出している世帯はわずか16%だった。

 なお同社は10月に,ファミリー向けゲーム機「Xbox 360 Arcade」を発売している。256Mバイトのメモリ・カード,無線コントローラ,HDMI端子を備え,小売価格は279.99ドル(関連記事:Microsoft,HDMI端子付きの家庭向けゲーム機「Xbox 360 Arcade」を279.99ドルで発売)。

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