米Time Warner傘下のAOLは米国時間11月7日,コンテンツ・ターゲット広告の米Quigoを買収することで両社が合意に達したと発表した。これによりAOLは,自社および他社のネットワークで提供するコンテンツ連動型広告の強化を図る。なお買収金額については明らかにしていない。

 Quigoは2000年に設立され,約100人の従業員を抱える。500以上の広告掲載サイトと提携し,約3000の広告主と取引がある。特定のページ,セクション,トピック,キーワードなどに応じたオンライン広告を販売する「AdSonar」を手がけている。

 なお,AOLによる広告関連会社の買収は,今年に入ってこれが4社目となる。同社は今年,米Third Screen Media(関連記事:AOL,モバイル広告のThird Screen Mediaを買収),ドイツのADTECH,米TACODA(関連記事:AOL,行動ターゲティング型広告のTACODAを買収へ)を買収している。

 AOLは9月に,すべての広告プラットフォームおよびネットワークを統合したPlatform A事業を立ち上げた(関連記事:AOL,全広告プラットフォームを統合した「Platform A」事業を新設)。

[発表資料へ]