NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2007年11月7日,種子島宇宙センターから9月14日に打ち上げた人工衛星「かぐや」(SELENE)に搭載したビデオカメラを使い,10月31日に月面の様子をHDTV(ハイビジョン)動画として撮影することに成功したと発表した(月面の映像(動画))。
高度100kmの高さから月面の動画をHDTV画質で撮影したのは世界で初めてだという。撮影は2回に分けて実施した。8倍の間欠撮影を行い,それぞれ1分の動画を収録した。なおJAXAの臼田宇宙空間観測所が受信したデータから,衛星の状態が正常であることが確認されている。